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彼岸花はどの瞬間に一番美しく、哀しく咲いているのだろう。#GRIIIx 作例。

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まだアップしていない今年のかき氷があるのに、季節が一気に帳尻を合わせ始めた。秋だ。

40度近い猛暑日が続いたせいか、20度台前半の気温も寒く感じてしまう。昨日まで蝉が鳴いていたのに、今日はもう彼岸花をあちこちで見かけている感覚。季節の変化にやわらかなグラデーションがない。

GRIIIx

寄って撮影すると、記憶にある彼岸花の形とは異なる。たぶん、”彼岸花たちの最良の瞬間”ではないのだと思う。

とはいえ、メンタルを持っていかれがちな秋のことだ。完璧な彼岸花をファインダー越しに覗くと、自分の中の何かが止まってしまいそうな気もする。

彼岸花には《悲しき思い出》という花言葉があるらしい。西方には極楽浄土があると信じられた。夕陽に照らされた彼岸花が風に揺れている。