大阪府富田林市にある瀧谷(たきだに)不動尊を訪れました。

日本三不動の一つとされていて、眼病平癒・厄除けの霊場として知られています。
護摩祈祷もされているとのこと。眼に病気のある僕です、一心にお願いをしてきました。護摩木に名前を書き、手を合わせている間、泣けて泣けて仕方なかったな。
治りたいのです。治療は辛い。


目=芽。芽の出るお不動様。商売繁盛・開運・厄除の祈願で訪れる方も多いそう。
弘法大師が開かれた霊場。元々は違う場所にあり、目の見えない老僧が滝の下のご本尊を礼拝し続けたところ、晴眼となったという由来を持ちます。
眼の病気の方がたくさんお祈りにこられていました。みんな同じ。みんな一生懸命に願ってる。

水かけ不動尊にもお会いしてきました。一願不動堂。暗がりに浮かび上がるよう祀られていて、神聖な空気に満ちています。丁寧に水を掛けさせていただきます。

瀧行場もありました。
煩悩を取り払うことで、心を静寂にする。そんな癒しの効果を求めて、人気のアクティビティになりつつあるとか。
元々は、罪や穢れを清める禊(みそぎ)のために行われたもの。
すこしだけ、手のひらに浴びてきました。傘をさしつつ。それにどんな意味があったのか。


お不動さまに目を助けてもらおうとお願いする際に、どじょうを持って詣り、瀧谷の川に放ってお願いすればそのどじょうが身代わりとなって、目を助けてくれるという信仰があるそう。
仏事には「放生会」というものがあり、それは「功徳を積む為に魚や鳥などの生き物を自然に放つこと」を意味しています。
一匹200円で購入したどじょうに「頼むよ」と声に出してお願いしながら川に流してきました。たのむよ。

西国三十三所堂。階段を登ったところにありますが、駐車場からはエレベーターでアクセスできます。バリアフリー。

訪れたのは10月の初め。まだ緑も濃く残っていましたが、紅葉も美しいのだろうと思います。良い気の流れている空間。祈る人たちの想いが、余計にそれを高めているのかもしれません。




無明(まよい)を断ち、災を払う。
僕は文字通り、《無明》となることのない未来をお願いしてきたのでした。
いただいた御守りを携えて、僕はいま、晴れた空を見上げています。