パンケーキの美味しいお店らしい。いつだってそう、「かき氷」と検索して表示されるお店へ。おへそを出した女性たちの中で、「うはー、生き返るー」などと言いながら夏を退治する。えいやっ、えいやっ。
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丹波立杭と店名にもある通り、器は丹波焼を使用しているのだそう。注文したのはキャラメルかき氷。夏限定。ああ、プリンの味。
上にクリームの乗ったかき氷は、下から氷を掬いあげるようにして食べる。最後、スプーンが宙を舞う瞬間にクリームをほんの少しさらう。その瞬間、究極のハーモニーが生まれる。うまい。キーンと来て、僕の中の夏は撃退された。
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夏のハーモニーを堪能しつつ店内を眺める。黒と茶色の落ち着いた雰囲気。こういう時に「大人っぽい」という言葉を用いるべきなのだろうが、大人のど真ん中にいる人間が今さら「大人っぽい」と書くのもどうなのか。
うはー生き返る、なんて表現している奴が大人っぽいと書いても説得力に書ける。
どうでもいい?
4人掛けのテーブル、2人掛けのテーブル、そしてカウンターが用意されているので「おっさん一人でも大丈夫だろうか」と不安な同志には「安心して」と伝えたい。
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町家。外壁が木格子、和モダン。
木格子は「きごうし」と読む。店内には真夏の光が中和されてこぼれ落ち、行き交う人や車の気配を感じながら外気と遮断された世界に身を置く。
パンケーキの香り漂うお店は、カフェでありつつもどこか懐かしい喫茶店を思わせるようでもあり、落ち着いた時間を過ごすことができた。
壁の向こう、壁のこちら。
木格子の先は、止まった時間が流れている。急ぎすぎ人、休みの必要な人には特にオススメしたい空間だ。
丹波立杭 YAMATO cafe 三田店の営業時間とアクセス
JR・神戸電鉄三田駅から徒歩8分、車だと1分。まさに駅前。目印は但馬(たじま)銀行三田支店。銀行の目の駐車場は、お店の横、の横にある料理屋さんと兼用。この看板が目印。
お丹波立杭 YAMATO cafe 三田店さんの駐車場は、店の横ではなく、お店の横にある駐車場の、そのさらに横にある駐車場になるので注意。
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web予約も受け付けているが、混雑時は名前と電話番号を書いておけば電話で呼び出してもらうことも可能。至れり尽くせり。
定休日は金曜日。祝日が金曜日の場合は営業をされるとのこと。
営業時間は、
月~木、土、祝前日: 11:00~17:00
日、祝日: 11:00~17:30
三田駅周辺はレトロな雰囲気もあって、散策も楽しいかも。都会の時の流れに抗いたくなったら行くべし、食べるべし、なのである。